彼女から勇気をもらった

という自分の気持ちだけは確かにある。「彼女は勇気を与えようとした」かどうかは分からない。

昔、ジーコが選手の時の鹿島アントラーズ、優勝した時にある女性が「私はジーコに病気を直してもら
いました」とテレビで言っていた。「動かない体が、鹿島を応援しているうちに動いたんです」という
ような内容だったと記憶している。

他人から見れば「そんなことないやろっ」とつっこまれそうだが、本人は固く信じている。事実はジー
コをきっかけとして、自分の中にある自己治癒能力が開花したのかもしれない。

しかし、その「キッカケを与えてくれた」というのが、実は大きな事だと思う。

私は本当の彼女を知らない。それは分かっている。でも、私に立ち直るキッカケをくれたのは彼女だっ
た。
出演するテレビの中での彼女がどんどんと前にででいく姿に、勇気をもらった。また、精神的にどん底
だで動けなかった時に、なんとか彼女の卒業コンサートに参加して、現実世界に復帰してきた。

私自身は、いまはせいぜいファンでいることしか出来ない。そんなことは嫌なほど分かっていいる。彼
女に何かをしてあげることも出来ない遠い所にいる。それも分かっている。それはすごく寂しいことだ
が。

いま、私にできる事は「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えるだけかもしれない。

そんな彼女って「保田圭」